Toineの感想文

マニアック2001のToineの感想文のレビュー・感想・評価

マニアック2001(1989年製作の映画)
3.4
【真面目なキチ○イ(監督)が1番やばいって話】
アンドレアス・シュナース監督による"Violent Shit"トリロジーの第1作目。
ドイツ産のメタルとゴアゴア大好きです♡

イッテンバッハ監督に代表される破綻したストーリーと無駄に高い特撮クオリティで有名なジャーマンゴアというジャンル。
こちらの作品も例によってクソ映画と素敵なグロゴア描写が詰め込まれた珍品でございます。

色んな殺人シチュエーションのクライマックスだけを淡々と見せ付けてくる良いところ取り方式の作風なので頭を使わず脳死で鑑賞できます。
56し方もバリエーション豊かで血糊の量もまずまずですし武器が主にナタなのが良き。
そして特殊メイクが全部アナログなのが個人的にとても気に入りました。
映画の尺が66分程にまとめられているのも凄く良いなと思います。

オーバーオールを着た殺人鬼たんがゾンビみたいな変な動きで歩いてて頭が悪そうで可愛かったなー♬
阿呆の子好きなのでツボに入りました。
この殺人鬼たんが血まみれのナタを片手にゾンビ歩きしてると思ったら突然草むらに倒れて絶命?したから吹いたww
しかも4んでなくてただ寝てただけで笑った😂
眠っていた彼を起こしてくれた優しい通行人のこともちゃんと56してました。
急な手首切断からの胸部ギコギコ。そして大事な部分の切断で通行人は絶命。
オチは切断された手がアダムス・ファミリーのハンドさんのごとくわちゃわちゃうごめいているカット。
この一連の流れがシュールで面白すぎる。
どう考えても笑かしに来てるとしか思えず声を出して爆笑してしまいました。

他にも角が生えたベロが長すぎるおじ(たぶんサタン)、森の中で十字架に磔にされたおじ(たぶんジーザス)等、謎キャラが不意打ちで登場するので何回も吹きましたw
謎キャラ達の登場を経て最終的に殺人鬼たんが人類を超越してトランスフォームして行くみたいな意味不明な終わり方がブライアン・ポーリン監督の風を感じて嫌いになれない。
何故か癖になる。

取りあえず度々お昼寝する殺人鬼たんが可愛かったですし色々と笑えたので星3.4でございます。
最近パンチの効いたゴアを観ていなかったので久々にこのような映画を鑑賞できて嬉しく思います!