イチロー51

グラディエーターのイチロー51のレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
4.5
「過去作品・再鑑賞」
古代ローマを舞台に、新皇帝の陰謀で奴隷の剣闘士に身をやつした英雄的将軍の復讐を描く。
第73回アカデミー賞で作品賞・主演男優賞など5部門に輝いた歴史スペクタクル。
出演にラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス、コニー・ニールセン、オリヴァー・リード、リチャード・ハリス、デレク・ジャコビ、ジャイモン・ハンスウ、デヴィッド・スコフィールド、ジョン・シュラプネル、トマス・アラナほか。

言わずと知れた歴史スペクタルの最高峰であり、 リドリースコット監督の最高傑作とも言える作品です。

ローマ皇帝の息子コモデゥスに皇帝を暗殺され 、自らも妻子を奪われた男、マキシマス(ラッセル・クロウ)の復讐劇です。
将軍の地位から奴隷までに成り下がったマキシマスが グラディエーター(剣闘士)として下剋上する様が何ともカッコいい!
下剋上とは、武力だけでのし上がって行くと言うカッコよさがあります。

なんと言っても、コロシアムでのグラディエーター達の残忍ながらも男臭い凄まじい戦闘シーンは観る者を虜にします。

マキシマスを殺そうと次々とグラディエーターを送るコモディウス。
しかし、グラディエーター達の絆とマキシマスの指揮により次々と倒す。
その凄まじい戦う姿が本作の最大の見処です。

スペクタクル巨編に垣間見られた“カタルシス”に感動すら覚えます。

本作は迫力満点の堂々たる歴史大作です!

〜余談〜
本作は、ほぼフィクションで、マキシマスの存在はローマの史実には無いようです。
ローマ帝国をバックグランドにしているだけで、歴史とは無関係です。
だから、凄いと思うのです。 観るものを「作られた史実」へと誘う、素晴らしい脚本と演出の大迫力エンタメ作品に仕上がっています。