ゆずきよ

グラディエーターのゆずきよのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
4.5
『ビューティフルマインド』を観た後に観たくなる荒々しいラッセル・クロウ。
公開はこちらの方が先ですが、私が観たのはこちらの方が後です。
どうやら続編も製作中の様なので楽しみですね。
今回は吹き替えにて鑑賞です。

物語は、ローマ皇帝に仕える将軍マキシマスが皇帝の息子による陰謀のため奴隷となり剣闘士として復讐するお話です。
将軍マキシマスを演じるのがラッセル・クロウ、宿敵の新皇帝をホアキン・フェニックスが演じています。
この2人が画面に並ぶだけで心躍ります。
どうしても脳裏にチラつくダンブルドア先生のあの日の衝撃により物語と全然関係無い所で泣きそうになりました。
冒頭の戦争シーンから一転して心臓を握り潰されている展開が続きます。
彼等の運命を理解しつつも剣闘士の鎧がカッコいいと思ってしまう厨二脳。
何度か観させていただいているのでこの後の展開もわかっているのですが、何回観てもハラハラしてしまうのは何故なの。
あんな奴に利用されて可哀想なトラさん…。
権力がそうさせるのか元々の性質なのかゲロを煮詰めた様な(汚い表現ですみませんが他に形容する言葉が見つからない)性格の新皇帝。
ホアキン・フェニックスの演技がまた良過ぎるんですよ。
剣闘士の仲間達も魅力たっぷりで希望と絶望を交互に食べながら物語は進みます。
終盤の展開がいつも駆け足には感じてしまうのですけれど、終わり方としてはかなりスマート。
でもこれどうゆう続編にするんだろ?

やっぱり何度観ても魅力的な映画です。
初めて観た時は自宅へ帰るシーンとホアキン・フェニックスが闘技場でラッセル・クロウを挑発するシーンが本当にもうトラウマクラスにはらわた煮えくり返ってしまって。
改めて観てもめちゃくちゃムカつきましたが、彼は彼で苦悩していた所もあったのかな。
父親に認めて欲しいって部分だけは終盤までブレていなかった様に感じます。
あと姉への偏愛ね。
やり方は非常に間違えていますけど。
続編がどういう風になるのか楽しみです。
絶対劇場で観たいなぁ。
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