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ザ・パッセージ/ピレネー突破口のyaaaのレビュー・感想・評価

4.0
ナチに追われた科学者をピレネー山脈を越えて脱出させろとレジスタンスから依頼された羊飼いの男。とオーソドックスに展開してくれてもJ・リー・トンプソン監督だからよいと思ってたが結構違った。
追いかけてくるナチが「時計じかけのオレンジ」のアレックスがそのまま軍人に就職したようなマルコム・マクダウェルさん大暴れで予想外。
最高の悪役に恥じないように飛びっきり残虐非道を展開する。主人公らの描写と同じ分量ぐらい拷問、パンチラ、皆殺しが描写される。バランスが変だがそれがある種の味になってる。この味がなかったらさっぱり薄口だたであろう。
アクション映画だったらピレネーでロケしたであろうアクションシーンが売りなはずが、見せ場のほとんどをマルコムさんのキチガイ芝居がかっさらっていく。VSロン毛のクリストファー・リーもあって濃い。
アンソニー・クインさんはじめ濃い顔(名優)が途切れることなく出てくるのは結構飽きない。 
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