ジャッキーケン

ディフェンドー 闇の仕事人のジャッキーケンのレビュー・感想・評価

3.8
「スーパー!」「キックアス」に並ぶ低予算ヴィジランテヒーロー映画の良作!

昼は工事現場で追ったち仕事をするウディハレルソン、精神年齢は7歳止まりで夜になると悪を倒すヒーロー「ディフェンドー」となり悪を成敗し警察の御用となる毎日を送る。

武器はパチンコ、怒れる蜂グレネード、ただの棍棒、ビー玉と低予算具合で言えばダントツかもしれん。バットモービル級の厳つさを誇るトラックを所有してるから少なくともモービルに関しては潤沢してる模様

大人になるにつれて心は次第に汚れていくがウディハレルソンは違う
銃撃事件、ドラッグ、売春。悪と呼べる物には真っ向に挑んでいく!ノープランで!
だから基本ボコられるのだがそれでもひたむきに正義を成すウディはまるで子供がそのままヒーローに入ったような親目線で応援したくなってしまう

たった一人の家族である母親を少年時代に失い孤独なウディがとある若き娼婦と出会うことで新たな家族と自分が正義である理由を見出していく

表に出なくても例えたった一人の不良青年を助けたとして誰かの心にその正義が響くならば街が次第に正義の心を宿していくというウディのキャラクター性も重なり斜め上のグッときたラストは思わず涙を誘う

思わぬ掘り出し物だった
カーネイジウディがこの映画で少年時代に拗らせた系ウディハレルソンになってる気がするからヴェノム2が楽しみだ