明朝萬歴年間
宮廷の書庫
何者かが忍びこみ、葵花法典(きかほうてん)を盗む。
昼間
内承運庫
法典が盗まれたことに気づく東廠の長官。
法典には秘術が書かれているという。
西廠は東廠に敵意を持っていた。
西廠は法典が盗まれたことを皇帝に報告するかもしれないらしい。
長官はそれを恐れていた。長官は退官した者を調べるように言った。
福建福州
退官者の一人は死亡。一人はラムといった。
ラムは家に帰ったらしい。ラムを殺そうと探す長官と部下たち。
何者かが防御線を突破したと警戒し、迎え撃とうとするラムの一味。
そこにラムはいるかと侵入してくる男と女弟子(イップトン)
男は華山派のリン。
リンはラムに師匠から預かった箱を渡す。手紙は失い、東廠が拾っていた。
ラムはリンを信用した。ラムは本人であることを示した。
リンたちはラムの家に泊まる。
東廠の者たちを五嶽派の盟主ツォーが襲う。
迎え撃つ部下たち。しかし、ツォーは長官の呼んだ部下だった。
ツォーは令状を持たされ、法典を探す任務を受ける。
夜中に抜け出すリンたち。そこへツォーが家に侵入してきた。しかし、リンの弟子の点けた火で火薬が爆発してしまう。
ツォーに妻を人質にとられるラム。
子孫のために法典を盗んだと言うラム。
ラムはリンに息子のペンジに家宝は水車の下に隠したと伝えてくれと頼む。
ペンジの肩には刀傷があるという。
妻を拷問されるラム。ツォーに立ち向かうラムだったが、ツォーの放った矢でラムは死ぬ。
立ち去るリンと弟子。
長官の部下オウヨウは事態をミャオ族の日月神教のせいにして、朝廷にばれないように工作した。
船で逃げるリンたち。そこにツォーたちが追ってきたが、リンたちは小舟に乗り換えて逃げる。
ラムの家。
長官の部下オウヨウはペンジを殺していた。法典は見つかってないらしい。
長官が言うには法典は奥義が書かれているという。
オウヨウに華山に行ってリンを捕まえてこいと命令する長官。
ミャオ族の村の向こうにいる師匠のもとへ向かうリンたち。
夜に空き家で休んでいるところを東廠の追っ手がやってきた。
迎え撃つリンだったが、そこにいた老人が追っ手をみんな倒してしまう。
フォンと言うらしき老人は去る。
ミャオ族の村。
華山派の宿をつきとめるオウヨウ。変装するオウヨウたち。
宿には華山派の師匠オクと弟子たちがいた。
オウヨウは部下を殺し、芝居をうってラム家の人間ペンジになりすました。
ミャオ族の村にたどりついたリンたちは師匠オクと会う。
ペンジのふりをするオウヨウに会ったリンは法典のありかを教えてしまう。
その後、リンはオウヨウからもらった酒を飲むが、酒には毒が入っていた。
日月神教に看病されるリン。
一方、オクたちは日月神教から襲われ、宿を去った。
手当てを受けるリン。そこに五嶽派のツォーたちが襲ってきた。
リンを連れ出す教主とラン。
ツォーが追ってきたが、リンは目を覚まし、ツォーと戦い、ランたちとツォーを倒す。
ラム家では長官たちがいた。オウヨウとオクたちがやって来る。
長官はペンジの伯父に扮していた。
水車の下の法典を見つけるオウヨウだったが、何者かがそれを奪う。
そこに現れたリンは賊と戦うが、正体は師匠のオクだった。
オクは去り、リンは法典を拾った。
オクは弟子のロクに巻物をあずけて発つように言った。
女弟子のチビに法典を渡すリン。
そこにオウヨウが現れ、リンを襲うが、法典を持っていることが長官に知られてオウヨウは捕らえられてしまう。
長官は正体を明かし、オクに警備を命じて、ひれ伏せさせる。
そこにロクが捕らえられてきて、巻物が長官に渡ってしまう。
リンはそれは歌の楽譜だと言う。
オクは日月神教と組んだ反逆者として弟子たちにリンを襲わせる。
チビはオクに本物の法典を渡そうとする。
そこに現れる日月神教の教主とラン。
長官と戦うオクだったが、逃げて法典を落とす。
入り乱れる面々。そこにオウヨウが加わり、リンと日月神教と共に長官を倒す。
法典を拾うオウヨウ。
ラム家から出たリンたちを突然、オクが襲う。
オクと戦い、とどめを刺そうとするリンだったが、オクの娘のチビがそれを止めてしまう。
リンは馬を駆り、チビを連れて去る。
以上、ストーリー。
何だかアクションがおおざっぱな気がするね。
中国や香港映画にありがちな人物が空を飛ぶというのも荒唐無稽であまり好きではない。
わりと古い映画だが、雰囲気があるとは言えず、ストーリー的にもおもしろくはない。
オクは法典を落としたのに、何の巻物を弟子のロクに渡したのか、その巻物が楽譜だったことも意味がわからん。
チャイニーズゴーストストーリー2で妖怪大師を演じた、今作長官役のラウシュンはなかなか渋くて好きだ。
セシリアイップもかわいいが、蛇使いのランもかなりかわいい。
画面サイズはテレビぴったりサイズ。