DVD持ってるのになアマプラ再鑑賞、キンフー晩年の名作金庸の笑傲江湖を大幅に改編する。金庸作品屈指の快男児令弧冲をサミュエルホイが好演、登場人物はそのまま原作を大幅にいじっているのにアンチや違和感がないのは脚本が変化しても人格が原作との乖離が少ないイメージ通りだからと思われる。
さすがのキンフーはオープニングとエンドの林家での室内戦とミャオ族の家内でその才能を遺憾なく発揮し、敵味方組んず解れつの疑心と緊張感を生み出している。それに製作のツイハークが乗っかり彼らしいワイヤーと特撮でキンフーをバックアップしており周りが敵だらけながら令弧冲の明るさと共に素晴らしい娯楽作となる。サミュエルホイの配役には少し疑問もあるのだがラスト前でサミュエルホイがタイトル曲を歌う効果を見越しての配役かもしれない。江湖を笑い飛ばして生きて行く歌詞も素晴らしい。何気にサントラも良い。
