きょう

アングスト/不安のきょうのレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
3.0
実際の猟奇殺人事件をもとに作られた映画。
製作目的が「殺人鬼の心理を探る」らしく、ストーリーや演出は二の次でかなり淡々としている。ジャンプスケアやゴア描写はない。

幼少期に受けた恐怖を他人にも味あわせたいというサディズムを見せられ、ひたすらに杜撰な計画と自分語りを聞かされるのは、タイトル通り不安や嫌悪感を与えるのに成功している。

衝動的な殺人の様子や、肉塊となった数十kgの身体を何度も運ぶ様は何故か印象的…。

また、アクションカメラを使用した視点が固定されたカメラワークは異常さが効いていて良い。特に冒頭一連のシークエンスはかなり好みだった。

無邪気な犬がただひたすらに癒やし。
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