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アングスト/不安のににのレビュー・感想・評価

アングスト/不安(1983年製作の映画)
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もうね、最初のシーンからアングスト(不安)しかないです。何、これ?

1983年公開当時、嘔吐する観客などが続出し本国オーストリアで1週間で上映打切り。他のヨーロッパ全土で上映禁止の映画を、なぜ今公開?の謎はあるけど、映像・演出・役者・音楽かなり映画としてのクオリティは高いです。監督は、これが唯一の監督作ということですが、惜しい才能だと思う。

殺人鬼の実話で全編彼のモノローグなのですが、ごめんなさい、あまりのどん臭ささに笑えてくるんですよ。作られたシリアルキラーが、いかにスマートか、わかった。けど、悲惨な事件の現実って、想像を超えたものだろうから、たとえ狂気の果てであろうと、人間って滑稽な存在なのかもと思いました。
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