万事絶好調

拳銃貸しますの万事絶好調のレビュー・感想・評価

拳銃貸します(1942年製作の映画)
4.4
冒頭の猫ちゃんがかわいくてかわいくて…。その後ちゃんと平穏に生きていけたのか気になるわ。
その猫ちゃんを邪険にしたメイドの服を破いて、さらに顔を引っぱたくアランラッド、のっけからどうかしてる。その後向かったおうちで息つく間もなく発砲。ビックリして「わっ!」って声出た。そして隠れた女にもドア越しに発砲。ドサッと倒れる音。アランはドア開けてご遺体確認(こちらには見えない)。すごいテンポでどんどんいろんなことが起き、魅了されてしまう。
そしてヴェロニカレイク。長い手袋をした手から登場。チンケ…と言えなくもない手品を歌いながら披露。この人の声はなんか無気力な感じと優しい感じが同居してる。
猫にしか心開かなかったアランラッド(手と心にでかい傷がある)が、叔母からの虐待を語るシーンがたいへん切ない。ヴェロニカレイクとは男女の仲というより、初めてできたお友達みたい。
余談だけど↑このあとにアランラッドが崖(というか土手っぽいとこ)を登るシーン、あまりの速さにちょっと笑った。橋を走るとこも、黒幕の家の仕掛け扉(ヴェロニカレイクたちがワーっと駆け寄る)もやけに面白い。
万事絶好調

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