リコ

デランシー・ストリート/恋人たちの街角のリコのレビュー・感想・評価

3.5
JMシルヴァー監督の代表作。
自身のルーツでもあるユダヤ系コミュニティを背景にした、ロマンティックコメディ。

NYのハイブロウな書店で働くイザベルは、おせっかいな祖母から結婚ブローカーを紹介され、嫌々ながらお見合いをすることに。相手は下町のピクルス屋の主人サム。悪い人では決してないのだが、住む世界が違いすぎて、というかそもそも彼女には片思い中の相手である作家がいて…云々。

他の方のレビューにもあるけど、ヒロインのタイミングの悪さよ!まあイライラさせられっぱなし。ブラインドデートをセッティングしようとして、やっぱ未練が出てくるシーンとか、見ててツラいぜ。
どう考えたって、スノッブで浮気性でこちらを良いように扱う野郎より、素敵なハットをプレゼントしてくれて、デート前にはピクルスの臭いを消す為にバニラで手を洗って(どうやって?)きてくれる人のほうを選ぶべきなのは明々白々じゃないすか。マトリックスじゃないけど、「なぜ気づかない?」と悶々したわ。
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