【1952年キネマ旬報日本映画ベストテン 第2位】
成瀬巳喜男監督が『めし』に続き林芙美子の同名原作を映画化した作品。それぞれ父親の違う4人の姉弟を高峰秀子演じる末娘を主人公に描いた作品。キネ旬では…
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-126 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※
🖋成瀬巳喜男監督と高峰秀子コンビの名作です。林芙美子の原作を田中澄江が脚色した…
成瀬監督らしいなかなか面白い作品でした。 父親の異なる4人の異母兄弟、その人格から父親の人格も想像出来る。 高峰秀子の父親は嘘がつけない男、三浦光子の父親は気が弱い男、他の二人はろくでもな男、そんな…
>>続きを読む高峰秀子視点の男性嫌悪が貫かれているが、それを凝縮したような小沢栄太郎の灰汁が濃ゆい。
中年ではあるが後年の権力者イメージより少し若く青年のギラツキを残していて、無教養だが男性的エネルギーの塊。
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夫の死後に夫が不倫していたことが発覚して毎日泣いてばかりの姉がいて、戦地から帰ってきてからというもの「南方ボケ」を自称していつまでもフラフラしている兄がいて、自分のことが好きだという男はモラルが欠如…
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