Shiori

稲妻のShioriのレビュー・感想・評価

稲妻(1952年製作の映画)
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ずるずるべったりの中の爽やかなお蕎麦とレコード、ピアノ。

下宿人のお姉さんが「貧乏でもレコードをかけるくらいの贅沢があってもいいと思いますの」という台詞に首を縦にぶんぶん振った。清子の歪んだ表情で男がもっと下衆にみえるのが可笑しい。

稲妻はこの映画のように誰かとの関係の中だけではなく、自分一人の中だけでも瞬く間にピカッと光るときがある。正体がよく分からないので上手く説明は出来ないけど気分がカラッと転換する光、すっ飛ばしてくれる。
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