カラスは仲間の為に戦う
漫画家・高橋ヒロシの漫画『クローズ』シリーズの前日譚となる作品。
主人公・滝谷源治が「カラスの学校」と呼ばれる不良学校 鈴蘭高校でテッペンを目指すヤンキー映画。
喧嘩、友情、仁義……と良い意味で王道で泥臭いヤンキー映画。
しかしヤンキー映画といえど、主人公の源治(小栗旬)が成長していく姿は高校生らしい歩みを感じる。
ライバルの芹沢(山田孝之)にも彼なりの仁義があるという部分がしっかり表されているため、ただの〝ヤンキー喧嘩映画〟にはなっていなかった。
また原作にも登場するリンダマン、武装戦線も登場するため、原作を知ってる人だとテンション上がるかも。
喧嘩シーンも派手でなかなか良かったが、一部謎のCGがある点と、黒木メイサが歌いだす部分はちょっと面白かった。
それ以外は普通にアツいヤンキー映画なので、『青い春』『ドロップ』などが好きな方にはオススメ。
