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レディ アサシンのharunomaのレビュー・感想・評価

レディ アサシン(2007年製作の映画)
4.3
オリヴィエ・アサイヤス、全盛期。というか、これで最後。
唯一愚直にアメリカ映画との距離を見ていた時期。2007年までだ。その後は夏時間の庭以降、色恋にうつつをぬかし、変態も鳴りを潜め、シネマを勝手に退場していくだらしない転向者。今はほとんど文化人。

とはいえ、自分でやっつけておきながら、あそこまで狼狽している暗殺者もすごいアーシア・アルジェント、最強マイケル・マドセンと、とてつもなく貴重なデタラメな720pHDデジタルのカメラはおもしろい。コマ数は憶えていない。爆音の時もすごかった。

たとえば暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか、殺される心配がなかったら、いくらでも嘘がつける。
三島由紀夫
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