クレジットはジャッキー・チェンが一番目に出ているが、本作の主役はジミー・ウォングである。
しかもジャッキーは珍しく悪役として登場する。
70年代で言えば有名なのはジミー・ウォングの方である。
期待の若手という位置づけからはジャッキーもまだ抜け切れていない時期。
カンフーのレベルとしてはかなり低いし、ジミー・ウォングなどスタントシーンはバレバレである。
しかしジミー・ウォングにはカルト作風になってしまう要素は盛り沢山である。
意味ありげに説明された四天王はあっという間にやられるし、ウォングの必殺技である奪命流星がまた主役にあるまじき技。
だってカンフー全然関係ないんだもんな(笑)
ただ売りであるウォングとジャッキーの組手はそれなりに見れる。
ウォングがスターとして大成しなかったのはやはり作品選びと、地味な存在に尽きるのはしょうがない。