LEE

流星胡蝶剣のLEEのレビュー・感想・評価

流星胡蝶剣(1976年製作の映画)
3.7
ポリスストーリーの悪役が日本人にとっては印象深い楚原の監督作
スリリングの武侠片だった


武侠映画あるあるかもしれないが、正直見ていて混乱はした
途中で主人公は変わるし、登場人物が多くてかなりドンデン返しもある
武侠映画は長編小説を無理やり映画の尺に収めようとして、忙しい映画になることが多々あるんだけど本作もその一つ
後半になっても新キャラがポッと出てきて退場するのはビックリした
しかし鑑賞後他の方の書いたあらすじや感想を見て自分の中で噛み砕けた後はじんわりと面白さが分かってくる
裏切りに次ぐ裏切りの後に残るものとは…
(色んな意味で)最後まで退屈しない作品になっている


アクションは76年とは思えないほどいい
流石唐佳といった演出の数々で武侠映画らしく面白い武器やシチュエーションも飛び出すし、アクションのテンポ自体もかなり良かった


中々ハードルは高めな映画だとは思うけど、いい作品だと思った
LEE

LEE