西東京

怒霊界エニグマの西東京のレビュー・感想・評価

怒霊界エニグマ(1988年製作の映画)
4.0
死に際の悲惨な少女が見る幻の学園生活。彼女のためにある映画だから、あの世に行く時間になると映画自体もキッパリ終わり。「ハイハイ、もう終わりの時間ですよ」とテレビゲームの線を引っこ抜くみたいに点滴を抜いて少女の夢を終わらせる母親に泣く。空撮からセピアの集合写真もセンチメンタルな気持ちに。
フルチ特有の若干虚な感じが題材にマッチしていて切なさが漂う。有名なカタツムリのシーンは乳首だけ見えるように演出されているのが流石だし、トム・クルーズの大活躍も素晴らしい。トップガンより泣ける。
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