ポンコツ娘萌え萌え同盟

怒霊界エニグマのポンコツ娘萌え萌え同盟のレビュー・感想・評価

怒霊界エニグマ(1988年製作の映画)
3.6
私を罠に嵌めたやつ全員、死刑!と言わんばかり、昏睡状態の少女ケティの怨念が美人の新入生のエバに憑依してイジメっ子に私刑を加えていくサイキック&ホラー。
それで乗り切ってる部分もあるので細かいところでツッコミどころだらけの物語だけど、
幻覚を見せて死に追いやるのもあって、狂わされた認識下のシチュエーションの豊かさがどれも楽しい。

本作の1シチュエーションの鏡から同一人物の分身みたいなのが出てくるのは『プラーグの大学生』を少し思い出して個人的に楽しめたり、
美術館での処刑シチュエーションも雰囲気があってよい。
でも何より好きなのは大量のカタツムリなんですよね。
若干集合体恐怖症になりそうになりつつも女体を這う大量のカタツムリは恐怖と一緒にエロティックな楽しさもある。性癖に割と刺さる正直その手が好きな人はシコれると思う。

それにしてもある1シチュエーションでフルチはトム・クルーズに謝罪したほうがいいと思う。ポスターだけど。