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うわさの名医のmagnoliaのレビュー・感想・評価

うわさの名医(1951年製作の映画)
4.8
物語が激烈面白かった、とにかく主人公が徹頭徹尾いい人で、なんていい人なんでしょう!っていう話続々、ラストは驚き

善人エピソードばかりで嫌味なく見られるのは、全て「命の尊厳」がベースにある、実は厳かな物語だから、主人公は決して聖人君子でなく、犬が怖いし、結婚血迷ったし、プラレールでマジ切れするし、と人間味がある、でも基本的な心の力を信じる医者なので、時に話すだけで人を治す
[ faith properly injected into a patient as effective in maintaining life as adrenaline ]
[ belief in miracles has been the difference between living and dying as often as any surgeon's scalpel ]

軽く洒落た会話も多いし、オーケストラも堪能できる耳福

敵役も小粒感を好演、そして"1度は死んだ"彼とワンぞうとの密着度がきゅんとするほど微笑ましい、このワンぞうと初対面のシーンが凝ってないのに異様に効果的、うまいなぁ
[ the dog is frightened and unhappy -- he had just in common with most humanity ]
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