キネマ寸評

レプティリアのキネマ寸評のレビュー・感想・評価

レプティリア(2000年製作の映画)
3.5
爬虫類ブームの息子が見たがってチラ見せした後にあんまり観たくないけどレンタル。やっすいワニ映画だなー、へへ、と思ってたらトビーフーパーの文字笑

え、嘘でしょ。ほんとにフーパー先生?
なんでこんなん撮ったのよ。

確かにスポンティニアスコンバッションあたりから安い監督になっちゃったなあ、とは思っていたけど、ワニ映画撮ってたの知らんかった。

ワニ園と変人ハンター、完全に変人助手が出てきたとこら辺でやっとフーパー感が出てきた。そういえば悪魔の沼はワニ園だったし、湿地帯ド田舎とかこの監督のルーツ的なとこもちゃんとあったのね。絶叫出来る役者も揃えていた。

それにしても若者が湖で酒呑んでキャッキャやるのだが、ロケ地がドブ川のようなドロドロの沼だか川でキタナすぎてウケる。

プロップは迫力あったので一貫して実物でやってもらいたかったが、たまに入ってくるCGが宙に浮いたようなフワフワのワニで現実に引き戻してくる。

見所は桟橋がワニの歯形でくり抜き、と船の上ジャンプ。これだけは見逃せない名シーン。ラストの母性愛オチも中々ではないか?呆気に取られたよ。いやいい意味で。
人間ドラマも意外にストーリーを補強していた。思った程エッチなの全然無いし。

そんな相変わらず保安官全く役に立たない動物愛に溢れたナショジオ・アニマルパニックムービーでした。
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