Zaki

レプティリアのZakiのレビュー・感想・評価

レプティリア(2000年製作の映画)
5.0
仲間たちと湖に行ったらフラットドッグに襲われた件

ブレイディは大学の仲間たちとともに湖へ遊びに来ていた。
仲間の一人のキットが言うにはこの湖にはかつてフラットドッグ(イリエワニ)というワニが持ち込まれ神として崇められており、一種の邪教と化していた。そしてなんと、そのワニは実在し今でも湖に遊びに来る若者を襲ったこともあるそう。
しかしながら、酒によった一行はそんなこと信じるはずもなくパーティーを続けていた。そして時を同じくして、地元のつり人二人組が禁止エリアで釣りをしようとし、なにかの卵を見つける。二人はふざけてその卵を割ってしまうが、その時水辺からフラットドッグが姿を現し、あっという間に二人を完食してしまう。
その夜皆が寝ている頃、仲間の一人が船に戻ろうとしたところワニに襲われて夜食となってしまった。その衝撃で船は岸から離され座礁してしまう。酔いつぶれた一行は気づくはずもなく座礁した船で目を覚ます。
なんとかして船を動かそうとしているところに、フラットドッグが現れる………

あのトビー・フーパーがワニ映画を作っていたとは知らなかった。
トビー・フーパーといえば悪魔のいけにえ、テキサス・チェーンソーなどのスプラッターホラー映画で有名である。
あのトビー・フーパーが作ったと聞けば期待はかなり高まるところです(笑)
結果的には普通のB級ワニ映画くらいには楽しめたので✌️
グロ、エロ、友情、痴情のもつれなど基本的なことはカバーしてあるので見て損は無い。トビー・フーパーを知っている人なら尚更。



以下内容に関わること⚠


悪魔のいけにえシリーズに比べるとグロさ、ストーリーはやや劣るような気がした。他のモンスターパニック映画同様、肝心のワニはなかなか出てこない上にCGはかなり浮いてる。しかしながら、出番となればそれなりに迫力もあり食事シーンもパターンが豊富で良かった。
アホな若者が食べられるのはお約束だが、いざというときには協力して逃げたり助け合ったりしてたのも良かった。主人公ブレイディの悪友にダンカンがいるが、こいつがなかなか曲者。こいつのせいで一行の雰囲気がガクッと下がるのだが、なんと最後はなかなか良い活躍をしてくれた。映画ジャイアンっぽいが個人的にはなかなか好きなキャラである。

主人公一行とは別に地元の保安官が変わり者のワニ牧場の頑固おやじとタッグを組んで事件の調査に乗り出すのだが、全くと言っていいほど空回りで主人公たちがワーキャーやってる裏でのんきにボートで酒のんで走らせてるシーンは笑える。
案の定、主人公たちと合流したと思えば一瞬で平らげられ湖の藻屑と化してしまう。
ワニ牧場の頑固おやじはキャラ的には重要っぽいのにたいした活躍がなかったのが残念。変人でありながらワニの生態にちゃんと詳しかったり自身も親族がワニに殺されていたりと設定はバッチリだっただけに残念(´・_・`)

オチについては、意外とあっさりで、某恐竜パーク3を彷彿とさせる終わり方であったが、エンディング後のちょっとだけ続くんじゃよ的なやつもなく消化不良。
結局ワニは🐊生きているので……
Zaki

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