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奇跡を呼ぶ男のtakのレビュー・感想・評価

奇跡を呼ぶ男(1992年製作の映画)
3.0
スティーブ・マーチンがイカサマ伝道師を演ずるヒューマンコメディ。80年代の主演作で見慣れたドタバタや話芸を期待したが、そうした面は控えめ。

前半は偽の奇跡を見せつける伝道ショーが面白かったのだが、現実の奇跡(?)を目の前にして戸惑うクライマックスは、それまでの作品では見られないシリアスな演技。ヒット作「花嫁のパパ」が同じ年だけに、落ち着いた路線に変わりつつあった時期なのかも。

日本未公開でビデオスルーとなったのは、コメディとしてインパクトが今のひとつなのと、宗教がらみの作品で日本ではウケないと思われたのだろう。今や怖いおじさんイメージのリーアム・ニースン、「愛と青春の旅立ち」のデブラ・ウィンガー、「刑事ジョン・ブック 目撃者」のルーカス・ハースなどキャストは豪華。
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