「私はテキサス女よ。男なしでもやっていける」
高校野球教師のデニス・クエイドがメジャーリーグを目指すお話。
前半はデニスが高校野球のコーチをしていた話で、後半部分は野球選手になる話の2部構成になっている。
どうやら剛速球が持ち味で、速さをわかりやすく表現するためにデニスが投球するときだけウルトラマンの「シュワッチ」のような音が「ジュバッ」と出るようになっている。
作品自体は同じディズニーの作品でシャイア・ラブーフ主演の「グレイテスト・ゲーム」と似ているが、あちらは父と子供の話にまとめてあるのに対して、本作は父と父の話になっているのが一層ハートフルなものにさせている。
ただ、序盤の野球コーチの話に物語を割きすぎているため、プロになってからの活躍があっさりしすぎて全体的にうすい話であるのがもったいない。
デニスには子供は2人に、いい女がいる。十分満足出来る生活だ。
ところがおとこってやつはどんだけいっても満足することはない。
こんなわがままテキサスおとこのデニスを支えるテキサスおんながいることが実に素晴らしい。
が、実際のデニス・クエイド本人は離婚を3回しているのがなんともいえないところである。