千年女優

オールド・ルーキーの千年女優のレビュー・感想・評価

オールド・ルーキー(2002年製作の映画)
3.5
海軍の父に連れられて各地を転々とする少年時代を過ごし、ブルワーズにドラフト指名されてプロ入りするも肩を壊して一度は引退をしたジム・モリス。30代半ばとなり家族を持ってテキサスで高校教師を務める彼が、剛速球に驚いた少年達からチームの優勝のご褒美にとプロテスト受験を諭されて再び夢への道を歩む様を描いた伝記映画です。

35歳でメジャーリーグデビューを果たして"The Oldest Rookie"と話題になった実在の野球選手を、クリント・イーストウッド監督作品『パーフェクト・ワールド』の脚本や『しあわせの隠れ場所』の監督で知られるジョン・リー・ハンコックの監督で映画化した2002年公開の作品で、老若男女から親しまれる物語が多くの人から評価されました。

クラッシックなスタイルのアメリカ映画で、障壁や困難を乗り越える先駆者だったり歴史に残るような偉大な足跡を描くようなドラマティックなお話ではないですが、ディズニー・ピクチャーズらしい牧歌的でほのぼのさせる作品に仕上げていて、おらが街のヒーローのスタンスを貫いて、チームの子供たちや家族との絆で心を暖める一作です。
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