けーな

オールド・ルーキーのけーなのレビュー・感想・評価

オールド・ルーキー(2002年製作の映画)
3.4
史上最年長ルーキーとしてメジャーリーグの投手となった、実在するジム・モリスの半生を描いたストーリー。

先日は、完全なるフィクションだけど、最年少で大リーガーとなった子供が主人公の映画「がんばれルーキー」を観たけれども、今度は、35歳という最年長のルーキーで、これは、実話ベース。

何事も、歳のせいにしてはいけないし、諦めないことが大事だってことを教えてくれる素敵な映画だった。大リーグのマウンドに立つ時に、家族が観に来たところでは、うるうるしてしまった。

父親の仕事が転勤ばかりだったため、野球が得意なのにも関わらず、野球を続けられなかった子供時代のことや、その父親との関係を見ていると、胸が痛くなった。

大リーガーになったと言っても、トライアウトを受けてマイナーから上がって行ったってことも、すごい。

ジムが、コーチをしていた高校の、弱小野球部の部員の子達が、素晴らしかったな。

ジムの長男ハンターが、とても愛らしかった。

今作には、とても感動したのだけれども、1つ難を言えば、主人公ジムを演じたデニス・クエイドが、この役を演じるには、老けてたってこと。それが、どうも気になって仕方がなかった。ジム・モリスが、大リーガーになったのは、35歳。この映画では、それより、何年か前から描かれているのだけれど、映画公開時に、デニス・クエイドは、48歳。ジムは、ルーキーとしては、歳取っていたけれども、35歳なので、あそこまで老け込んでは、いないはず。生まれたばかりの赤ちゃんの世話をしている時なんか、お祖父ちゃんに見えてしまった。デニス・クエイドは、巧いけど、他の配役だったら、もっと感動しただろうなと思う。
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