実在する史上最年長ルーキー大リーガーであるジム・モリスのアメリカンドリームを綴ったベストセラー小説を映画化したドラマ作品。
アメリカテキサス州ビッグ・レイクで高校教師をするジム・モリス。つまりと子供達に囲まれ幸せな日々を送っていた。
ある日、高校の野球部で監督を務めるジムは練習中に投げた球がきっかけで昔抱いていた夢を意識する様になる。しかし、意識はするものの年齢と自らの肉体・家族を犠牲にしてまで夢を追う事はないと分かっていたのだ。
生徒達から夢へ挑戦する事を持ちかけられるが、簡単には心が動かないジム。そんなジムは弱小チームである野球部が地区大会で優勝したら、プロ野球の入団テストを受けてもいいと約束をする…
『1人で夢を追う程、強くなれない。そんな僕の背中を押してくれたのは、家族という名の奇跡だった…』
嘘みたいな本当の話な今作は、地味な脚本ですが豊かさがありゆったりと観れる作品です。
それにしても、長年温めておいた肩がまさか未だに予想以上の豪速球を投げれる程の余力を残してるとは、人間の身体は謎が多いですね。
劇中ではジムを取り巻く人間関係が良く彼の人当たりの良さや、何より周囲の理解と協力があって掴んだ夢だった様に思えます。
自分の苦悩が、誰かの勇気に変わり
自分の努力が、誰かの希望に変わる
ジム・モリスの夢は、努力こそ成功への近道とも言うべき努力の天才が掴んだアメリカンドリームそのものでした。