『ファンタスティック・プラネット』で知られるルネ・ラルーと、世界的なコミック作家メビウスがタッグを組んだSFアニメーション。
未知の惑星を探査中、原生物に襲われて幼い子供一人が取り残されてしまう。父親は死の間際に親友に息子の救出を頼み、取り残された子供を通信機で導きながら救出へ向かっていく。
メビウスのメカデザインや未知の惑星の風景がとカッコいい。『スター・ウォーズ』や『風の谷のナウシカ』のさらに原型にあたるのがメビウスなわけで、その世界が質の高い(クセはあるが)で動くだけで楽しい。
その上で、実はあっと驚くSF的な仕掛けも用意されていたりして、80分くらいの映画とは思えぬ充実した内容だった