再鑑賞。
両親を殺された幼い頃に犯人と敵対する殺し屋に拾われ、凄腕の暗殺者に仕立て上げられた主人公が繰り広げる壮絶な戦いを描く。アメリカ製のアクション映画。
監督はＢ級アクション映画の雄のジェシー・V・ジョンソン監督。
当時ヒットした「マッハ」に便乗した邦題ですが、「マッハ」とは雰囲気も全く違う別物。
主人公を演じるのは「００７ ダイアナザーデイ」でダイヤが顔に残る悪役を演じたリック・ユーンさん。脚本と製作総指揮も兼ねており気合の入った持ち込み企画みたいです。
ストーリー展開はありがちな話でなんという事も無く、アクションもマッハのようなタイトルをつけながら格闘アクションよりも銃撃戦が多いです。
ストーリーよりも見どころは長らく都市伝説と思われた、刑務所内で生まれたという格闘技「ジェイルハウス・ロック」をフィーチャーしている点でしょう。
廊下や階段、狭い独房内などを想定したコンパクトな動きで相手の攻撃を肘でブロックしつつ、頭突きや肘打ちを多用するという刑務所仕込みらしさが伺えるユニークな格闘技。
これを見れるというのが何と言っても１番だと思う(笑)
予算が限られた中で分かりやすく真面目に作っていてＢ級アクションとしては及第点の作品と思います。話しの展開も速くてテンポが良いので観ていて飽きません。
やはり…チープさがどうしても出てしまっているところと、ミュージシャン役の女優さんの演技がツラいのは残念ポイント。
もう少し派手さがあると良かったですがこれが限界でしょうね。Ｂ級アクション映画としては楽しめた作品でした。
