ポケ文太郎

誘拐魔のポケ文太郎のレビュー・感想・評価

誘拐魔(1947年製作の映画)
4.0
1947年 アメリカ🇺🇸

ダグラス・サーク監督がシオドマク監督の『罠』の舞台をロンドンに変えてリメイク

ストーリーは『罠』とほぼ同じ
でもハリウッド産だからちょっと華やか✨

ダンスホールで働く女性が同僚の失踪をきっかけに警察の捜査に協力
犯人は新聞のコラム欄を使って被害者を誘き寄せ、ボードレールの詩を引用した犯行声明文を警察に送りつけててくる

主人公はアメリカからロンドンへ来た女性
演じているのは『アイ・ラブ・ルーシー』で国民的人気コメディエンヌになる前のルシル・ボール
いかにも米国女性🇺🇸といった感じで男性に負けない気の強さがあります
彼女のおかげなのか、シオドマク版よりコメディ要素マシマシで終始楽しかった
実際、彼女は立っているだけ後ろ姿だけでも、なんだかクスッと笑ってしまう雰囲気があります

出演者にボリス・カーロフの名前がありますが出番は少しです
でもあの顔だから登場した途端怪しすぎ
危ない変態の役なんですが考えるとちょっと可哀想♪

女好きの金持ち男性役はジョージ・サンダース
こちらはチャラくない英国紳士の女たらし

警部役のチャールズ・コバーンの存在感も良いですね
ラストおいしい所持っていきます

衣装が豪華でした
そして時々交わされる甘い会話♡
なんともロマンチックなサスペンス映画です
ポケ文太郎

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