一時期、誰かにオススメの映画を聞かれた際は、大抵この映画薦めてました。
バンクシーって知ってます?
ストリートアートに興味あります?
知らない人ほど観て欲しい映画です。
知らなくても全然平気だし、興味ない人も楽しめるしアートの見方がちょっと変わると思います。
バンクシーって、元々はグラフィティアーティストで、いまやコンテンポラリーアート界の最重要人物なんて言われながらも、未だにその正体が謎に包まれている覆面アーティストなんですけど、
最近もディズニーランドをパロったディストピアテーマパーク作ったり、パレスチナにアートホテル作ったりと相変わらずシニカルで刺激的な事やってるお方です。
そんな奴が作った映画が面白くない訳ないでしょ。
現実と虚構のボーダーをカリカチュアライズした、これこそまさにバンクシーの作品。
映画としてもとても面白いし、観終わった後の痛快さは半端ないです。
あなたもバンクシーの手のひらでコロコロ転がされてみませんか?
ところで、オススメ映画って結構難しいですよね。
人それぞれジャンルの好き嫌いありますし。
その点この映画はジャンルの好き嫌いあんま関係ないし、大抵みんな観てないのでオススメ映画にちょうど良いんです。
私のようにアートなんか詳しくなくても、これ薦めときゃなんかアート志向のインテリに見えるんで、マウント好きな意識高い系へのリコメンドには持ってこいです。
私が冒頭でやった様に適当にネットのウンチク引っ張ってきて添えてあげれば尻尾を振って喜ばれますよ。
もし観てつまんない言うヤカラには、
「まだちょっと早かったか…」のひと言で、こっちはノーダメージのままマウンティングも可能ですので、オススメ映画で困った際は是非お使い下さい。
このレビュー読んで観てみたけど、ピンとこなかった人の為にあらかじめ言っときます。
「まだちょっと早かったかなぁ…」
(後半から性根の悪さが全開になってますが、私の中のもう一人の私がやった事で私は知りません)