政治や社会に対するメッセージをストリートアートで表現するBanksy。
そのBanksyらしいウィットに富んだユーモアで笑わせてくれますが、同時にいろんなことを考えさせられる作品です。
ドキュメンタリー映画として、アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞していますが、実はこの作品、「ドキュメンタリーではなくBanksyが作り上げたジョーク」という説が…！？一体どこからどこまでが本当で嘘なの…？！色々と想像して、観た後の楽しみもあります。
タイトルは、日本語に直訳すると「お土産屋さんから抜け出す」。
美術館にはほぼあるgift shop。ゼロがいくつも連なる値段で取引されるようになったストリートアートは、美術館で展示されるような作品同様の存在になってきています。
この映画のタイトルには、『アートはお金がなくても、誰でも楽しめるものであるべき』というBanksyの考えと、『売るためにアートを生み出しているわけではない』という想いの表現なのかもしれません。
