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ソルジャーブルーのTOPGUNのレビュー・感想・評価

ソルジャーブルー(1970年製作の映画)
3.6
冒頭のフリ方すごい。恐怖の物語である。→音無し異様な入り方でどれだけ残酷な物語が始まるんだろうと身構えると、映画の大半はインディアンの襲撃から生き延びた女と兵士が砦を目指すシーン。お互いの価値観を擦り合わせながら自然の中で生きていく恐怖さは全くなくて、序盤のフリはどう生きてくるんだろうと思って観ていくと想像以上にグロいシーンがラストに待っていてかなり驚きました。あれだけ最初にフリを入れといてしっかりそれを回収する脚本力に感心しました。

村を襲撃する時の星条旗を踏み潰す演出から、騎馬隊がアメリカの正義なのか懐疑的であることを提示している。映画を観る受け手として、あれだけ残酷なことをしているのだから言わずもがな騎馬隊には懐疑的な感情を持つし、2人で旅をする中でインディアンの不遇さを理解している女側の考えを受け入れた兵士の2人の視点から描くことでより騎馬隊へ批判的な見方をさせる映画の作り方に感心しました
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