ある意味で西部劇を終わらせた作品。
米騎兵隊の汚点"サンドクリークの虐殺"を描く。
冒頭だけ重いが、シャイアン族と親交ある白人女性と若き新兵のほのぼのロードムービーが後半まで続く。
ラスト30分は史実通り騎兵隊による女子供に対する虐殺。荒野に転がる数多の屍が瞼に焼き付く。
"ラスト15分の衝撃"という触込み通りだった。ほのぼのラブコメパートからの対比も残酷さを引き立ててる。人間が戦争により如何に残酷になるか、正気を保っていられるのか考えさせられる。これまで西部劇はカッコいい活劇だったのが本作によって覆されたという。マカロニウエスタンは別話だがw