1864年に実際に起きた“サンドクリークの大虐殺”を元に、白人によるインディアン虐殺を描いたド鬱西部劇。
白人女性クレスタ(キャンディス)は、騎兵隊と共に婚約者の待つ砦へと向かう。しかし、砦ではある計画が…
なぜ今この映画かというと、
「アメリカンスナイパー」を観終わって真っ先に頭に浮かんだからです(^-^;
関連性はなにか?それは後ほど…
ストーリーはインディアンに襲撃された騎兵隊。隊は壊滅し生き残った美女クレスタと若き騎兵隊ホーナス(ピーター)が彼女の婚約者が待つ砦を目指すほんわか淡い恋入りロードムービー。
なぜほんわか映画がド鬱映画になるかというと、ラスト15分がほぼ別ジャンルの映画になるのです(苦笑)
ホラー慣れした方も超ドン引きの騎兵隊によるインディアンの女子ども虐殺レ○プショーが始まります…
当時、日本公開時ラスト20分はカットして公開したとも聞きます。※自分が生まれてないので伝聞
ベトナム戦争末期に作られた反戦ムービーですが、この映画後、西部劇でインディアンが悪者役になることはなくなったため画期的な効果はあったでしょう。
ただ、イラク戦争やらアフガン侵攻やらアメリカ自体はまったく反省してないところがポイント(苦笑)
後半までのんびりした二人のロードムービーでピンチといっても武器商人といざこざがある程度。終盤の虐殺への落差が凄まじいことになります。
ソフトはレンタルにないためDVD→リマスターBlu-rayへと買い換えましたが、オープニングは旧画質ですが、それ以降は超高画質なのでBlu-ray版がお勧めです(*´ω`*)
そして、いよいよ「アメリカンスナイパー」との共通点ですが、それは『無音エンドロール』です(^o^)
これはイーストウッド監督の何かの皮肉かと思いました(笑)
言い方は悪いですがイスラム人を女子どもも含め射殺しまくった「アメスナ」の主人公への無音エンドロール。
大虐殺されたインディアンの無数の墓を映した無音エンドロール…
この差はいったい…
「アメリカンスナイパー」のエンドロールは感慨にふける時間でしたが、本作のエンドロール中は死にたくなります(笑)
「ローンサバイバー」「アメリカンスナイパー」を観るならこちらを先に観ないと不公平です(*´ω`*)
上記2作の見方が逆転すると思います(^-^)
素晴らしい映画なのですが、過酷すぎて一部の映画好きさん向けとなっています(^^;