超空間コベ

禁断の惑星エグザビアの超空間コベのレビュー・感想・評価

禁断の惑星エグザビア(1982年製作の映画)
4.0
『エイリアン』追随物としては良作。ロジャー・コーマン製作。
宇宙船バトル、密室クリーチャー、グロ、そしてエロス♪。
短い尺の中に一通りが盛り込まれている、宇宙SFの教本的な作品ではないだろうか。

主人公・マイク。
冒頭、コールドスリープから慌ただしく叩き起こされたと思ったら、海賊船とのバトル。
地球へ帰られるかと思いきや、休暇を取り消されてのトラブル処理命令。

…うぅむ、サラリーマンの哀しさよ。☆
だが、悪い事ばかりでは無いよと。ムフフ♪

「連邦一の腕利きなんでしょ…?」
「俺の仕事の特典は、いつも出会いがあることだ…♪」
宇宙生活が続き、何かと刺激に飢えている女たちが、裸で擦り寄ってきます。♪

今作で登場するエイリアンの設定もなかなか面白い。
ヒトの細胞が使われてるためか、乗っ取ったコンピューターを介して意思疎通してきたりします。

人間の捕食も、そのまま生でバリバリとか野暮な事は基本しません。
唾液を注入して、細胞を全体均一に変化させてから食します。
ミンチからパティにする感じかな?グルメなんですね~。

食糧危機へ対応するために造り出されたはずの生命体に、皮肉にも食料にされようとしてるワケです。
…さて、どうやってやっつけるのか?ここもひと捻りあって見所。☆

個人的に面白いと思ったのが、人間の都合勝手で電源パチポチON/OFFされる(笑)ロボットのサムが、エンドロールで、主人公マイクを差し置いてキャストのトップになってた事。♪
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