たぬきのフラダンス

夢のチョコレート工場のたぬきのフラダンスのレビュー・感想・評価

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)
4.6
映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」
を観たので、前作をおさらいしようと久しぶりに観た。ジーン・ワイルダーのワンカさん、いいなぁ。最初、工場の入口から険しい顔で脚を引きずってよろよろと登場し、見守る群衆を不安にさせたかと思うと突然でんぐり返ししてぴょんと立ち上がった時、その場に居た人々と共に私の心もワンカさんにガッツリつかまれた。工場内をボートで進む様子はかつてあった宝塚ファミリーランドの大好きな乗り物「世界はひとつ」を思い出した。チャーリーの家で老人たちがひとつのベッドの上で交互に寝ている構図にあこがれた。あれなら動けなくなった老後も孤独を感じ無さそうだ。最後の上下左右どこでも移動できるエレベーターは、初めて映画を観て以来何回も夢に出てきた。チョコレートの甘い香りでいっぱいの魔法の国。ワンカさんに会いたいなぁ。あ、ウンパルンパもね。