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夢のチョコレート工場のYUHのレビュー・感想・評価

夢のチョコレート工場(1971年製作の映画)
4.0
ファンタジーの中に隠れる不気味さ

Wonka (2023)を観てからずっと観たかった作品。やっと観た。ファンタジーも関連性もあって面白い

Johnny Depp版の「チャーリーとチョコレート工場」にずっと馴染みがあって大好きで、「Wonka」が個人的にぶっ刺さって、ってなると、今作が初代なのは分かってるけどどうしても比較的に観ちゃうのは許して

シンプルに面白い。ウォンカがエンターテイナーなのは十分すぎるほどに伝わるし夢のあるものを作って体験させてくれるあの感覚、ウンパルンパの不思議な空気感がクセになる
リメイク版ではウォンカが若干ヴィラン的に、人情の欠けた存在って感じだったけど、今作は他社との競合の末自社を守るために冷たくなったってのが伝わった。その証拠にラストの展開の違いが出てくる。家族と来ることを許したのはかなりほっこりした。
次に2023のWonkaとの関連性を考えると、まずウンパルンパとの関係値が素敵だね。スラグワースも出てたり、ミュージカル作品同士、同じ曲調の曲があったりと楽しい要素盛り沢山。ティミーの演じたウォンカがヴィランには感じられなかったように今作ではヴィランではなかったのが安心。コインを落としたウォンカとコインを拾ったチャーリー、誓約書の意図などなど、いろいろと関連性があって楽しかった。
1番面白かったのはティミーが老けたら今作のジーンワイルダーになりそうなほどの顔面造形の酷似。まじでおもろいwww
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