グウィネス･パルトロウを主役に迎えた、カントリーミュージックの映画です。映画のジャケットでは、グウィネス演じる主人公が華々しく音楽業界のスターになるような印象を受けますが、それは全くの間違いです。
グウィネスが演じるのは、一度はトップに登り詰めたものの、酒による問題行動を起こし、スターの座から転落したカントリーミュージックの女王。長期入院を経て再び、歌のステージに立とうとしますが………。
まさに、劇中歌｢カントリーストロング(愛しの故郷へ)｣の歌詞が、主人公の生き様を現しています。人生でどん底に落ちたとしても、挫折せずに乗り越える強さがある、そう勇気付けられる曲で、とても大好きになりました。
また、グウィネスの本気さがビシバシ伝わってくる体当たり的な演技と高い歌唱力に惚れ惚れしました。あまりにも辛くて目を背けたくなるストーリー運びもありますが、それでもやはり最後まで見させる真剣さがこの映画にはあります。
