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夕陽の用心棒の天のネタバレレビュー・内容・結末

夕陽の用心棒(1965年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジュリアーノ・ジェンマが「モンゴメリー・ウッド」の芸名でマカロニウェスタンに初主演した作品。
音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ。

予告編
https://youtu.be/bP-t-uxwdf0
1:19〜のジェンマの銃クルクルー→ポーン→シュタッ🔫 という流れがめちゃくちゃカッコいいです。


○ジュリアーノ・ジェンマがとにかくチャーミング。シーンによって正統派二枚目だったり、おちゃらけたお調子者だったり、憎めない小悪党だったりとコロコロ表情や印象が変わるし、それでいて人を惹きつけるオーラがあります。左頬骨辺りに走る傷痕が妙にセクシー。不完全な美とでも言いましょうか、会いに行けるアイドル的な親しみやすさを感じます。…ちょっと押したらヤラせてくれるんじゃry
○そのジェンマは主人公の小悪党リンゴ役。正義感の強い保安官とか町の人々を守る用心棒とかではなく、自分自身の決めたことにしか従わない風来坊タイプ。綺麗なジャック・スパロウというか、ウェスタンな雲のジュウザというか、そんな感じ。
○最初は銀行強盗団のボス・サンチョの愛人だったドロレスが、人質に取った農場主といつの間にかいい感じに。ストックホルム的なあれではなくて本当にフツーにフォーリンラブしてて笑いましたw
○敵ボス・サンチョとリンゴとの対決で、サンチョの隣に吊るしてあったベル🔔を撃って跳弾で倒すシーンに痺れました(*´д`) クリスマスイブ🎄の話だし。
○強盗団に奪われたお金💰を取り戻したらその3割を仕事料としてリンゴが貰う約束だったのですが、ちゃんと3割差し引いた額を現場に残して颯爽と去ったリンゴ素敵でした(*´д`)









Wikiよりあらすじ転載
《クリスマスが間近に迫ったテキサスの街。保安官ベンはならず者リンゴをブタ箱にぶち込んだ。罪状は悪党ベンソンを殺したリンゴを追うベンソン一味を返り討ちにした件だが、ベンには彼が正当防衛になることは判り切っていた。ベンにとっては恋人ルビーと過ごす休暇のことのほうがずっと大切なのだ。

だが、ここで厄介な事件が起きる。サンチョ率いる強盗団が銀行から金を強奪、ルビーの父が経営する農場に父とルビーを人質にして立てこもったのだ。強盗団の紅一点ドロレスに手玉にとられたベンは、やむを得ずリンゴの手を借りる。リンゴは敵の攪乱の任務を、奪われた金の3割を報酬に引き受けた。彼はさっそく身一つで一味に合流、サンチョの信頼を得て脱出計画を持ち掛ける。その頃、ドロレスはルビーの父といい仲になっていた。

クリスマスイヴ。リンゴはベンらを急襲する名目のもとに彼らのアジトに潜入、逆に強盗団の者たちをハチの巣にした。何事もないかのように戻ったリンゴは私刑に遭うが、生まれながらの口の上手さでサンチョの信頼を回復、脱出に出る。人質を置いてゆくというサンチョに、ルビーの父とともに残ると告げたドロレスは制裁を受け、ついに正体を現したリンゴとの最後の決闘は始まった。退路を断たれたサンチョと、リンゴは農場で銃を交える。死闘の果てにベンとルビーが農場に戻ると、そこにはリンゴの姿はなく、ただ強奪された金だけが彼らのもとに3割を引かれて残されていた。》
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