制作年代を考えればしっかりしたストーリーに感心する。
この後量産された混沌無形なマカロニウエスタンとはレベルの違いを感じる作品だ。
ジュリアーノ演じる主役のキャラもちょい悪ヒーローでおいしい。
敵陣に入ってからの嘘八百も面白いのだが、ここら辺の救出劇をもう少しスマートに盛り上げられればスピード感が増しただろう。
ヒロイン2人が綺麗なのも見所。悪女の色気があるニエヴィス・ナヴァロと清楚な美しさのハリー・ハモンド。父親と揃って人質と言う緊張したシチュエーションなのにのほほんとしていて良い味を出している。
マカロニウエスタンの火付け役ともなった映画の一つで、楽しめる作品だ。