ゆうたろう

夕陽の用心棒のゆうたろうのレビュー・感想・評価

夕陽の用心棒(1965年製作の映画)
4.2
初マカロニ・ウェスタン。やっぱり本家西部劇と比べて、軽くて荒唐無稽な感じが強まっていたのが良かったですね。
何よりジュリアーノ・ジェンマ演じるリンゴがどストライク、めちゃめちゃかっこ良かった。ニヒルな笑顔が似合う男で、飲むのはお酒じゃなくて牛乳。銃の腕も口も達者で困難をのらりくらりとかわしていくのはずっと見てたいくらい。

終盤の銃撃戦の決めのショット、馬鹿っぽいちゃ馬鹿っぽいけど、しっかりクリスマスっていうのを活かしてる。この時のジェンマの悪戯っぽい笑顔と悪役の立ち振舞い含めて最高の一撃だと思いますよ。
敵を倒し、自分の取り分だけを持ち去っていく。やっぱり西部劇ってこうでなくちゃねってラストも最高でした。
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