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覗く女のakrutmのレビュー・感想・評価

覗く女(1995年製作の映画)
3.5
大学生とその彼女に襲いかかるサイコパス女性のストーキング行為の恐怖を描いた、イアン・コーソン監督のサイコ・スリラー映画。サンフランシスコ・ジャイアンツからスカウトが見に来るほどのベースボールの強打者であり、スポーツ医学を専攻する大学生ダグは、あるパーティーで知り合った女性メリッサとヤッてしまう。メリッサは彼が履修している授業のTAでもあることから、その後何度か関係を持つが、ステディな彼女(を演じるサラ・ラセズが可愛い)がいるダグが拒否するようになると、メリッサはダグを追い回すようになる。

というように、まあよくあるストーリーであり、この種の映画が成功するか失敗に終わるかは、ストーカー行為の凄さや被害者の恐怖をどれだけ実感させるかという演出や演技にあると思うが、そういう点で本作は普通(というか平凡)である。映画というよりもTVドラマっぽい作りで、ストーリー展開に荒削りな部分が目立つので、質の高いサスペンス/スリラー映画を期待するのであれば、本作はオススメしない。

それよりも、モリー・リングウォルドを楽しむ映画であろう。ストーカーを演じている女優に対する感想としては不適切ではあるが、80年代のティーンアイドルの頃とは違う大人の魅力が備わったモリーもやっぱり可愛い。エッチシーンではトップレスになってくれるのも嬉しい限りである。なお、彼女がヌードを披露しているのは、本作のみである。
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