萩原くわがた

ドリームスケープの萩原くわがたのレビュー・感想・評価

ドリームスケープ(1984年製作の映画)
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超能力者の青年が他人の夢の中に入る映画。主人公が競馬に大勝ちしているオープニングで「超能力いいなあ」と思ってしまった。
そんな彼が他人の夢の中に入り込むことになるんだけど、いい意味で80年代のVFXがバチバチに効いていてサイケデリックな夢世界描写が楽しい。夢特有の不条理さ、意味不明さもうまく表現されていて、目玉と言えるシーンはしっかり面白いものになっている。
中盤からは悪の陰謀との戦いに発展していくんだけど、夢の中の戦いが特殊メイクや映像効果をふんだんに楽しめて面白いのはもちろんのこと現実世界のバイクチェイスシーンの迫力満点だったのが意外にも良かった。
小さくまとまった作品ではあるけど、80年代当時のエンタメが詰まったおもちゃ箱のようで楽しい映画。