公開は1999年。マーベルの映画『X-メン』（2000年）よりちょっと早いヒーローチーム物。ただしコメディ。金はそれなりにかけられているのだが、肝心のヒーローたちがいまいち。切れて暴れるだけのミスター・フューリアス（ベン・スティラー）、フォーク投げしか能のないブルー王子（ハンク・アザリア）、シャベルを武器に戦うだけのシャベラー（ウィリアム・H・メイシー）、臭いオナラで敵を倒すスプリーン（ピーウィー・ハーマンのポール・ルーベンス！）などなど狙っているのはわかるけど滑りまくりなのだ（もちろんクライマックスでは各自の能力を活かした見せ場はある）。全米でコケて、日本でビデオスルーになったのも当然だ。後年の『キック・アス』（2010年）、『デッド・プール』（2016年）の方が100倍面白いよ。でもレンタルDVDで観る分には充分笑えて楽しめる佳作。

球

スーパーヒーローを夢みて活動を続ける3人組
ある日、彼らの憧れでもある本物のスーパーヒーロー、キャプテン・アメージングが、世紀の大悪党カサノバにより捕らえられてしまう
街の危機を知った3人は、カサノバの魔の手から人々を守るべく立ちあがるが……

架空の未来都市を舞台に、スーパーヒーローを目指すダメ人間たちの活躍を描いたSFコメディ

くだらない
結構ぶっ飛んでる感じですね

近未来感がなんとも
クセが強めでした

ストーリーは普通
アクションあり

笑いは微妙でした

有名なヒーローチーム。
エックスメン、アヴェンジャーズ、JLA ･･･

この町、チャンピオンシティにはヒーローが居る。
彼の名前はキャプテンアメイジング。
銅像が建つほどの生きた伝説。
しかし彼らの他にもヒーロー(？)は居る。
名もないヒーロー三人組。
なんの特殊能力もなく、ギャング団に返り討ちにあい、キャプテンに救われる始末。
しかしその、キャプテンは敵が既になく、魅力に陰りが出始め、ペプシから契約を切られてしまう。
彼は自らの地位を利用して最強の悪党を出所させてしまう。
自らの名誉を復活させるために悪党を利用して返り咲くつもりなのだ。
その悪党の名はカサノヴァ･フランケンシュタイン。
二十年前にチャンピオンシティを震撼させた悪党の中の悪党。
最初の犯罪を成功させた彼のもとに現れたのはキャプテン。
しかし間抜けにも捕らわれてしまう。
彼らを救いに行く三人組だが、またも返り討ちにあい、仲間を集めて対向しようとするが、集まるのはなんのパワーもないコスプレ野郎ばかり。
果たして彼らは本当のヒーローになれる･･･のか？

たまには完璧超人ばかりではなく、頑張る普通の人達はいかがでしょう？
凄いカタルシスやアクション、VFX がある作品ではありませんが、息抜きには良い作品。
でも実は、この手の話はアメコミでは珍しくなく、有名な作品では「キックアス」「スーパー」等が有ります。
もちろん三作共に毛色は随分違います。
惜しいのは真面目さが表に出すぎたかも。
でもストーリーは細かい仕掛けを、所々用意してあり素直に回収されてゆくのでストレスなくみれます。
彼らの能力も本当に間抜けとしか、表現出来ない、役立たず能力ですが、ラストは当然、役には立つのでご安心を。

気楽にどうぞ。

結構豪華な悪役です。