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ガン・ホーのスズナリのレビュー・感想・評価

ガン・ホー(1986年製作の映画)
3.5
日本がバブル景気でアメリカを圧倒していた時代。日本人の描き方は日本人からしたら珍妙な部分もある(そもそも日本人役が皆日系アメリカ人だから日本語が全員怪しい。その中でも社長役の山村聰の威厳はアメリカ人俳優を前にしても負けてなかった)が、一方で痛いほど的を射てる所もあった。日本人サラリーマンたちのいわゆる「社畜」根性はここ2、3年ようやく問題視されて来てるが、当時はこれが当たり前。日本人から見ればアメリカ人の「テキトーさ」は羨ましい限りだが、結局それが工場撤退という自分達の首を絞めることに繋がる。結局、どっちが良いとかは無く、互いの良い部分を取り入れた方が良いということだ。
ハリウッド映画では珍しく日本で現地ロケを敢行していて、カズヒロが街中で叫んでるのを後ろの通行人が不思議そうに見てたのがツボだった。
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