猿山リム

監督感染の猿山リムのレビュー・感想・評価

監督感染(2003年製作の映画)
1.0
 干支でネズミ映画を鑑賞し、ネズミが病気を引き起こす映画を鑑賞し、病気が感染していく映画を鑑賞し、オチとして用意したのがこの作品。
 コロナウイルスが猛威を振るっている時世、不謹慎かもしれないけれど、この順番は以前から決めていた鑑賞順なんだ・・・。

 ・・・が、まぁオチだけあって、感染関係ない。
 「映画を撮りたい」という情熱が感染していったオムニバス映画というテーマではあろうが、これらの映画から「情熱」のようなものは全く感じられなかった。
 何かテーマがある和敬でもなさそうな短めな作品が5本詰まっている。
 意味ありげなテーマに展開だが、特に深い意味もテーマもなさそうな(やっつけ)映画の詰め合わせといった印象。
 演者は割と有名どころも多いが、逆に有名どころ出ててこの無意味さは何?と思ってしまう。
 これがオール無名だと、こんな映画もあるよねぇって感じでもあるんだけどね。

 学生映画な感じなのかなぁ。
 せりふ回しが不自然なものも多いし。
 そもそも全部が、いろいろ不自然。
 ホームレスの世界を描いていそうなやつとか、電車の中を観察したもの。本当に意味の分からない雰囲気だけのヤツ2本。売れない漫才師の物語が少し分かり易かったけど、面白くは無かった。

 特典に各々のメイキングが入っているけれど、どれも微塵も面白くない。

 
猿山リム

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