超空間コベ

ザ・キャッチャーの超空間コベのレビュー・感想・評価

ザ・キャッチャー(1998年製作の映画)
4.0
「アメリカ大リーグは最悪の
シーズンを迎えた。
世界初のベースボール・
パニック・ホラー登場!」

「選手生命を断たれた男は
恐るべき復讐に立ち上がる!
血まみれのホームベースに
生還するやつはいない。
選手は獲物となり、観客の熱狂
は悲鳴に、そしてグランドは
墓場となった!!!」

←このVHSパッケの煽り文句!
否が応にも期待はバブルUP
するばかりだ…!

――― 全 部 ウ ソ

だったけどな!!☆(笑)


冒頭、殺人鬼の誕生秘話。
野球狂モラハラ毒父から猛烈な
シゴキを受ける少年ジョニー。

「それ位の球が捕れんのか!」
「しっかり打たんかいボケ!」

実質的特訓を課してる時間より
罵倒してる時間の方が明らかに
長い。
居るんだよなぁこういう奴。☆

完全に目が死んでるジョニー。
決して、この少年役者の棒演技
などでは無いのだ!(笑)

ブチ切れたジョニー、遂に父を
バットで撲殺!!
10数年の長きに渡り収容される
のだった…。


現在。マイナーリーグ最下位が
決定の弱小チーム・デビルズ。
事件は、シーズン最終試合後の
閑散とした球場内で起こる。

居残っていた選手や関係者が、
何者かに次々と惨殺される…!

そいつはキャッチャーマスクと
プロテクターを纏い、血塗れの
バットを持った殺人鬼だった。
…そう、あのジョニーなのだ!

バットで撲殺!!
バットでカマ掘り!!
ピッチングマシーンの的に!!
スライディングの的に!!

「ハハハハ!貴様は~…
アウトォーーーッッ!!!」
審判に扮した幻影の父親が
やたらハイテンション。☆(笑)
それに後押しされながら黙々と
惨殺を続けるジョニー。


物語の半分近くが、戦力外通告
で解雇された捕手・ウォーカー
にまつわるウダウダで占められ
ている。

果たして、殺人鬼ジョニーの
正体は、ウォーカーなのか…?

同じ背番号21のユニフォームで
もはやミスリードと呼ぶのも
稚拙な犯人疑惑。(笑)


そして、クライマックス!
グランドの各守備位置に、
これまで殺した者の死体を
T字架に縛りつけて立て掛け、
キャッチャースタイルのまま
打席に立つ殺人鬼ジョニー。

満員の観客(妄想)を前に、
ご満悦のジョニー。♪
さあ、国家斉唱して試合開始!
主審を務めるは父親(幻影)だ。
「プレイボーーール!!」

この直前に観た
『アクエリアス』のあのシーン
とやる事が被ってて笑った。☆
(笑)


最終決戦、背番号21の座を
懸けた(笑)、
キャッチャーvsキャッチャーの
バットチャンバラも熱いぜ!!

…いやぁ~、置いてけぼりを
喰って呆然となるこの味わい。
癖になりますなぁ!♪(笑)
ぶははは☆
超空間コベ

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