GaPTooth

傷だらけの用心棒のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

傷だらけの用心棒(1968年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

「本作をセルジオ・レオーネに捧げる」
       byロベール・オッセン

マヌエルが右手に手袋を填めると、何かが起きる。
これが!目茶苦茶COOOOOOOL で格好良いのよ!ホントに!
良くできた西部劇!面白かった(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

ケイン兄弟の長男ベンがロジャース一家に騙された挙げ句に縛り首にされた。
その様子を目の当たりにしたベンの妻マリアはベンの遺産を元手に復讐を誓い、かつてのベンの親友マヌエルに依頼する。
すでに銃を捨てていたマヌエルだったが、マリアがベンの遺産を置いて去った後、ゆっくりと身支度を整えて銃を手にして試し撃ち。腕は鈍っていないのを確認し白馬に跨がり町へGO。

このロジャース一家はやりたい放題の悪辣な奴ら。家畜や土地を強奪して逆らう者らは皆殺し(ベンのように)。町の人々は恐れるあまり見て見ぬふり。保安官ですら言いなりになっている始末。

バーで。ロジャース一家の1人を袋叩きにしようとしたバレーと仲間たちをあっという間に射殺したマヌエルは殺人罪で保安官に逮捕され留置される。

そんなマヌエルをロジャース一家が釈放を求めてやってくる。マヌエルの銃の腕前を買ってのことだが、これぞ作戦通りマヌエルはロジャース一家の中枢に入り込むことに成功。マヌエルは牧童頭として週15ドルで雇われる。

ロジャース一家が気の良い奴らだという一面を垣間見れるのは、酒ビンから人形が飛び出てきてビックリΣ(Д゚;/)/シーン(笑)ずーーっと続いていた緊張感が弾けた瞬間が可笑しい(笑)

マヌエル主導によるベンの妻マリアの復讐が始まる。
マリアの目的はロジャース一家がベンの葬列に加わり埋葬すること。ロジャースの娘を誘拐し引き換えに目的を果たす。

ベンの弟たち(トーマス&エリア)は安全な国境沿いまで逃げる途中でロジャース一家に捕まり「娘の居所を吐け」と拷問される。
「2000ドルくれれば娘を連れて来る」と約束したトーマス。11時までに娘を連れて行かなければエリアは殺されてしまう。結局、娘をトーマスはマリアに撃たれてご臨終。エリアはロジャース一家に馬で引き回されてご臨終。

マヌエルは娘を家に送り届けるが、その間にマリアがロジャースに殺されてしまう。
死ぬ間際のマリアから聞いた言葉がマヌエルの心を動かしたのか...マヌエルの最期は呆気なくホッとしたようにさえ見えた。

1個だけ「そっちで撃つんかい!」と思ったこと。
右手に手袋をはめるマヌエル。
ガンベルトの右手側に銃がある。
なのに撃つのは"左手"ヾ(≧∀≦*)ノ〃
「そっちで撃つんかい!」

音楽アンドレ・オッセン

[特典映像]
①ポスターギャラリー
②予告編

フランス原題「ロープと拳銃」
イタリア原題「十字架なき墓標」
邦題「傷だらけの用心棒」
だが、傷だらけでも無いし、用心棒でも無い(笑)
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