Yuri

アフター・ザ・レインのYuriのネタバレレビュー・内容・結末

アフター・ザ・レイン(2007年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

メリル・ストリープが出てるので、もっとドラマティックだと思ってました。アメリカのミニシアター系でよくある「こんな酷いことがあったんだよ。」という類のお話です。リゥ・シンが感情を表に見せる子ではなかったので、どういう風に感情がやさぐれていったかがわからなくて、事件が唐突に起きた感じも否めなかったです。一つ一つ詰んで追い詰められていく感じはあったのですが、失恋とか(そもそも付き合ってないし)、同期の出世とか、直接彼らがリゥ・シンに酷いことを言ったりしたわけじゃなくて、悪いのはライザー教授一人なのに、なんでそうなるかな?だから「突然キレて銃乱射」とか言われちゃうんじゃないかな?と思いながら観てました(>_<)でも、ジョアンナの立場を考えると辛いのは解かります!自分がホストマザー的な立場で面倒を見ている子の中に、将来ノーベル賞を獲るかもしれないくらいの研究をしている優秀な学生がいて、そこの子が教授の嫉妬というネガティブな感情だけで未来を絶たれてしまったら?と、そして自分にもどうしてやることも出来なかったら?と考えたら、私だったら「ふざけんな!」って乗り込んでいくくらいはしちゃうかも知れないです(^^:)中国の高い知能が欲しいくせに彼らの勤勉さを嘲笑うなんてどれだけ上から目線なんだよって腹が立ちましたし、同時にきっとアメリカにはそういう人もたくさんいるんだろうなとゲンナリしました。とにかく、ネガティブになって口直ししたくなる映画(苦笑)これで面白ければ泣いたりできたのでしょうけど、そんなに面白くなかったからね、残念です。
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